うまい店、エロい店

徒然なるままに記述する

また温泉に行ってみた

小田原で昼食を済ませ、いざ修善寺へ。

今回の宿は、3年ぐらい前まで会員制だった旅館。

この旅館の噂は一度も聞いたことがなく、先入観なしでドキドキしながら訪れてみた。

「柳生の庄」の隣に位置する。

旅館の入り口に到着、ちょっとすると中から女将をはじめ、旅館の方々が次々と出迎えに集まってきてくれた。

その人数と勢いに、俺も彼女も結構ビビった。ヤッターマンで、ちっこいキャラがわらわらと出てくるシーンを想像できれば、そのままだと思ってくれて構わない。

全室離れ。石畳を通って離れのお部屋に案内していただく。

次の間が付いた2部屋構成の部屋は、モダンさはないものの、隅々まで手入れが行き届き、ゆっくり寛げるいい部屋だと感じた

早く到着したし、「心付け」の入れ物も買いたかったので、買い物がてらに川沿いを少し散歩することに。

出るときに、旅館の方が丁寧に周辺の見所を説明してくれたが、出迎えといい、少し過剰な接客だなーと、この時は感じた。

旅館に戻り、少し冷えた体を温めるために、ひと風呂浴びることに。露天風呂は岩風呂。決して眺めが良いわけではないが、いい塩梅の湯加減や清潔感いっぱいのお風呂は、癒しを求めて訪れた俺を十分過ぎるほど満足させてくれた。

晩飯、これが想像以上によかった。離れということもあって、出来立ての食事が運ばれてくるか、不安だったが、温かいものは温かいうちにいただくことができたし、1品1品どれもはずれがなかった。伊豆近海で獲れた魚介類を中心に、厳選した食材を使っている料理は相当うまかった。

仲居さん、びっくりすることにまだ二十歳だという。たいていの場合は、年配の女性なので、物珍しさもあり、いろいろ話し込んでしまった。この話し込み方には、さすがの彼女も引き気味だった、と、ちょっと反省している。

でも、この仲居さん、素敵なお二人ですねー、、と言ってくれた。お世辞なのはわかる、わかるが、褒められるとうれしい。ちょっと過剰なサービスに疑問を感じていた気持ちは、この褒め言葉をもって、すっかりどこかへ消えてしまった。

彼女も相当疲れていたようだ、基本的には寝まくった。でも、この一見時間を無駄にしたかのように寝まくった時間は、何とも贅沢で明日へのエネルギーを蓄積してくれたと思うと、幸せでいっぱいになれた。

朝飯は、焼き魚を選べる、カサゴ、アジ、シャケから選択。彼女はカサゴ、俺はアジをいただいた。彼女に少しもらったカサゴは、めちゃ脂がのっていて、鮮度もよく、めちゃうまかったなー。

帰りも、宿の方々が、見えなくなるまでずっと見送りをしてくれた。

何とも過剰に思えたが、大切にしてくれた、本当にいい時間だった。

総括すると、相当いい旅館だったが、同じ修善寺なら先日訪れた旅館のほうが、総合的には勝るなー。