うまい店、エロい店

徒然なるままに記述する

「さかなのほね」 恵比寿

半年振りの書き込み。

更新してないにも関わらず、訪れてくれる方、コメントを入れてくれる方、本当にありがとう。

恵比寿からトボトボ歩くこと10分ぐらいか、雑居ビルの3Fに店はある。

春先、小さな山を乗り越えた夜だった。

「さかなのほね」、って、これまたびっくりする名前で興味深々。

仲間とともに、ネコになった気分で訪れてみた。

路地に面した入り口、これ相当わかりにくい。

住所を頼りに一発でたどり着ける人がいたら、カーナビを超えた能力の持ち主として、高く評価したい。

狭くてやや薄暗い急な階段を、大きな期待も相まり、高まる心拍数を感じながら上っていく。

店の木の扉を開ける、すると向こうには、不思議な空間が広がっている。

高い天井、やや薄暗い照明、レトロなソファー、そしてノラジョーンズのBGM。

これ、相当いい。

和と洋がいい具合に調和していて、こんな店がニューヨークにあったら、アングロサクソンの人達もかなり喜ぶんじゃないかなと、何故か思った。

飯はこだわった魚のコース料理のみ。

予約する時に、予算を告れば、その値段に合った料理を提供してくれる。

6千円で、と、ちょっとケチってみたが、それでも十分おいしい料理をいただくことができた。

生シラスや、サクラマスのお刺身などなど、鮮度もよく、お酒とともに舌鼓を打ちながらいただいた。

最後に、サクラマスの炊き込みご飯をいただいた、これうまかったなー。

大将、見た目は相当おっかない。が、魚のことを質問してみると、やさしく丁寧に答えてくれた。

こういう人は根は優しいに違いない、、そう思っていたところ、最近知り合ったこの店の常連さんが大将をべた褒めしてた。

常連さんだから当たり前っちゃ、当たり前の話だが、お店の良さを共感できたこと、自分の感覚が間違っていなかったこと、その2点から、ちょっとうれしい気持ちになれた。

いままでにあまりなかった感じの素敵な店、店を出るときには、また一つ新しい引き出しができた喜びがあり、だたのネコからドラえもんになれた気がした。