「ルーチェ」 目黒
目黒駅から目黒通りを下った坂の途中のビルの4Fに店はある、野菜にこだわった、イタリアン。
同ビルの3Fは系列店のイタリアン「サンタンジェロ」、ここもなかなかいい店のようである。
店はカウンター3席と座敷スタイルのテーブルが3卓と、決して広くはない。
シェフは気さくでとても丁寧な方だ、そんなシェフの店、雰囲気は素朴でありながら、どこか温かみがあり、安らぎを感じることができる。
野菜のグリル、前菜の盛り合わせ、4種類のチーズピザをいただいた。
野菜は有機野菜を九州から取り寄せていて、おいしいと感じた。
ピザもうまかった。
彼女と付き合うことになった、と、ドサクサ紛れに報告させていただく。
ドサクサに紛れてみたのは、照れもある。
俺は今年の2月から合コン会に復帰し、いままで数々の戦を繰り広げてきた。
復帰した、それには理由がある。
バレンタインデーのチョコが貰えなかった、という、わりと大人気ない理由だったりする。
俺はなんだかんだ言って、義理人情のチョコだったとしても、幼稚園の頃から必ず貰っていた。
それが今年、ついに途切れた。
マジで怯んだ。
バレンタイン直前、女性はチョコを買い漁る。数十個買う子もいることを俺は知っている。
なのに俺は貰えなかった、それは言い換えると、俺のことを意識している女性が世の中には一人もいない、ということになる。
もっと自虐的に言うと、男として魅力がゼロである、ということになる。
これが合コン会に復帰することを決めた所以である。
そして、復帰してから、どうだろう、40戦ぐらい交えたかな、延べ200人ぐらいの女性と会ったことになる。
しかしながら、合コンではなく、ブログで知り合った女性と付き合うことになった。
何故か?
いろいろあって、すべてを言葉で表現するのは難しい。
3つだけ、間違いないと思っている理由を挙げる。
1つ。
ただただ純粋に素敵な女性であったこと。これはノロけで恐縮だ。
2つ。
本質的な部分を断片的ではあるが、知った上で会うことができたこと。
これは合コンでは、なかなか難しい、男女問わず、猫をかぶったり、おどけてみせたり、本来の姿をなかなか見せようとしない。
斯く言う俺も、面白ければいいじゃないか、というスタンスを崩さないように努めるあまり、意に反することを平然と述べたり、度を越えた表現を多用したりする。
そんな虚像の姿から、見えない本質的な部分に対して、勝手に拙速なイメージを描く。
そして本来の姿が垣間見れた瞬間、自分の拙速なイメージと照らし合わせて、少しでもギャップがあると萎えたりする。
萎えると、出会いはいくらでもある、と深堀する時間を創ろうとせず、また次なる出会いを求めて東奔西走する。
なんだか、自分が書いていることが少し難しくなってきた、いっぱいいっぱいだ。
総括すると、こうだ。
素の自分を表現することができ、そんな俺を彼女は理解してくれた。
合コンで知り合っていたら俺は「ただの痛い奴」として見向きもされなかっただろう、これは間違いない。
3つ。
十分過ぎるぐらいのストーリー性があったこと。
こういう出会い方は初めてで、毎日が新鮮に感じられたし、自分がちょっとした映画の主人公になった気さえした。
上記だけではない、ここからが重要だ。
このブログを読んでくれた多くの方が俺を応援してくれた、その気持ちが本当にうれしかった。
その気持ちに応えるためにも、がんばらなくちゃいけないなー、と、自然と思えた。
俺はこの場をお借りしてみんなに言いたい。
本当にありがとう。
まー、そんな感じだ、故に俺も合コン会から退会しなければならない。
合コンネタを期待して、訪れてくれていた方には申し訳ない。
合コンで口説く方法は経験則の乏しい俺が伝えることはできないが、合コンでナイスなウィメンズの集め方、盛り上げる方法、連絡先をガンガン聞く方法、そんな俺の拙いノウハウをメンズの皆に伝えたかったが、今となっては難しい。
ただ、合コンは出会いの場として間違っているとは決して思わない。
出会いがなくても、仲間とアホな話で盛りあがったり、十分楽しいもんだ。
もっと言うと、出会いを求めなくても楽しい、、、、そう締めくくることで、合コン会にほんの数ミリの隙間を用意しておこうとする自分が痛い。。。
お店情報は今後も続けていきたいと思っているので、よろしくです。
そう、「ルーチェ」の話に戻る。
値段も決して高くない。
記念日だということを差っぴいたとしても、この店は良い。
異性、同性問わず、仲良い人と訪れたい店だ。
食事の後は、今まで経験したことがない、夢のような時間を過ごした。