「かつぜん」 銀座
平日の夜、一人。
交詢ビル、話題ってことでフラッと立ち寄る。
買う気はさらさらないくせに、バーニーズニューヨークでスーツを気難しそうな顔で眺めてみたりした後、上層階の飲食店フロアを訪れる。
キラーな飲食店が立ち並ぶ。
自他共に認めるとんかつ好きの俺、池袋にあるとんかつ割烹の「かつ善」が出した店の前で、ぴたっと足が止まる。
店前のメニュー表に目を通すと、とんかつの定食が定かではないが、2、3千円と書いてあった。
店に入ってみることに。
席につき、メニューを開くと、コース8500円、12000円とある。
「表に出ていた定食をいただきたいんですが。。」と店員に聞く。
店員は言う「あれは昼だけで、夜はコースのみとなっているんですが。。。。」
少し考える、馬鹿みたいに高い値段のコースをいただくか、店を出るか。
断腸の思いで、「8500円のコースをください。」と注文してしまった。
腸を断ってしまったので、今日は食事ができません、と意味不明な説明をもってして店を出たほうがよかったのではないか、と、やや反省している自分も居たりするのだが。。
おそらく、昼のメニュー、と書いてあったに違いないが、注意力が散漫な俺みたいな人間にとってはきつい。
店は悪くないと思うが、気持ちのいいものではない。
粛々ととんかつ割烹をいただいた。
最後に鹿児島の黒豚とんかつが、100gもないぐらいか、上品に出てきた。
うまい、まずい、そんなことを考えながらいただくだけの余裕は残されていなかった。
このビルに入っている飲食店、全部とは言わないが、本店よりも高い値段で設定しているところが多い。
「かつぜん」だって、本店はこんなに高くない。
この銀座プライス、一体誰が嬉しいのか?店側も、名店の地位を揺るがす危険性があり、嬉しいとは考えにくい。
気を取り直していこう。
銀座に気になる店がオープンする。
シャネルとアラン・デュカスがコラボレートしたフレンチ「BEIGE TOKYO」。
12月上旬オープン、予約が取れなそうなので、ちょっと落ち着いてから訪れてみたい。
次に、「IMOARAI」などなど手がけたデザイナー森田恭通氏のサロン。
これは、森田氏の知り合いのみが集える店、故に会員制。残念ながら、俺は知り合いに「森田」はいるが、それは「森田」違い、この店に入ることはできないようだ。
ドサクサ紛れて友人の「森田」と訪れてみようかな?、ま、そんぐらい行ってみたい店だ。
酷いサボり癖がついてしまったようだ。
何とかがんばって更新していく。
よろしくです。