うまい店、エロい店

徒然なるままに記述する

「燕楽」 新橋

やっと見つけた、うまいとんかつ屋。

ここ最近、うまいとんかつ屋を求めて、恵比寿「ぽん太」、目黒「大宝」など訪れてみたが、俺にはサプライズはなかった。

「燕楽」、やってくれた。

新橋6丁目、新橋から歩いて10分ぐらいかかるかな、ちょっと裏道の人通りが少ないマニアックなところに店はある。

11時40分、店に入る、と、ビックリしたことにサラリーマンで満員御礼。

閑散とした店前の通りと、古めかしい門構えからは想像できない光景だ、恐ろしい。

少し待たされ、カウンターが空いたので座る。

カツランチ900円というのもあったが、思い切って2300円のロースカツ定食を注文する。

思い切ったのは、他のとんかつ屋と比較するためにも、それが望ましいと考えたからだ。

注文してからも、結構、待たされた。そんな俺を気遣ってくれたのか、それともロースカツ特典なのか、大将が何度も声を掛けてくれた、もう少しですから。と。

そして出てきた。トン汁、ライス、ポテトサラダ、そして大ぶりなロースカツ。

トン汁、うまい。しっかりとした味なのに、具が崩れていないところが、よかった。高回転率の店ならでは、といった感じがした。

そしてロースカツ、衣は言うまでもなくサクサクしており、脂身がジューシーで、肉も柔らかい。衣と肉の一体感もいい。

これは絶品としか言いようがない。

蒲田の「丸一」もうまいが、ここもうまい、とんかつだけなら双璧といった感じだが、総合的にはここのほうが上回っているかもしれないと感じた。

この店を9/10と評価、「丸一」を8/10と評価している、さとなお氏、あなたはさすがです、と言わざるを得ない。

帰り際、大将がまた丁寧に挨拶してくれた。美味しい店を見つけた喜びに大将の小さな心遣いがプラスされ、かなりご機嫌なランチだった。